〒350-1317 埼玉県狭山市水野824-1 電話:04-2999-5511

脳神経外科の診療

頸部痛・肩こり

CTスキャン 当院に来院される患者さんの中で、頭痛・後頭部痛などの症状を自覚される患者さまの中で、頸椎単純写真を施行すると、いわゆるストレ-トネックの所見を認める場合が大変多いです。これは頸椎の生理的湾曲が乏しく、7個の頸椎がまっすぐに配列されている、画像上の所見であり、病態概念ではありません。

しかしこのストレ-トネックがあると、首周りの筋肉の血流が悪化し、痛みや凝りの症状を来たします。生活習慣とも密接な関係があるので、上記症状がある方は、受診をお勧め致します。

また頸椎単純写真と症状が合致しない場合には頸椎MRI(近隣施設に依頼)を行い更に詳細に病態を検索してまいります。

頭痛

頭痛 頭痛には生命の危機に直結するものとそうではないものとがあります。 生命に直結するような頭痛、例えばくも膜下出血、脳出血、髄膜炎などを適確に診断できるかどうかが重要です。
また生命に直結しなくとも、血管型頭痛、いわゆる片頭痛は患者様の生活の質を著しく損ないます。
迅速かつ的確な診断及び治療を目指します。

頭痛が慢性的に起こる場合、かつCTやMRIなどの画像検査で異常所見を認めない場合、慢性頭痛が考えられます。

慢性頭痛は筋緊張性頭痛、片頭痛、群発頭痛に分類されます。

筋緊張性頭痛は頸部痛とも関連しますが、頸椎に原因がある、つまりストレートネックやスワンネックなど、正常な頸椎の生理的湾曲が極度に失われている場合や、姿勢がよくない場合、長時間同じ姿勢での生活習慣を余儀なくされている方々に多く認められます。普段の生活に軽い体操を取り入れたり、一時的に消炎鎮痛剤を服用したり、整体・マッサ-ジをすることで改善することが期待できると考えます。

一方片頭痛は女性に多く、日常生活に支障を来すほどの激しい痛みを自覚されます。遺伝的要因もあり、親、兄弟にも同様の症状を伴う場合がみられます(20-30%)。また吐き気や眼の症状(閃輝暗点 )を伴うこともあります。入浴で症状増悪がみられることが多いです。15歳以下の小児にも片頭痛がみられます。この片頭痛は通常の消炎鎮痛剤では効果が乏しく、トリプタン製剤が効果的です。

近年では片頭痛は脳過緊張状態の一症状であるとの報告があり、片頭痛を放置すると、難治性の耳鳴り、不眠、めまいなどを来す可能性があるといわれています。

また長期間片頭痛で悩まれている方には、脳梗塞などの脳血管障害が合併しやすいといわれています。

群発頭痛は男性に多く、一定期間にわたり、激しい頭痛を繰り返します。その際嘔吐や流涙などが認められます。

当院では頭痛外来を行っており、頭痛の病型を適確に診断し、予防も含めた最適な治療を目指しています。

めまい

一概にめまいと言っても、立ちくらみ、歩く際になんとなくふわふわする、天井や周りの景色がぐるぐる回ってしまう等、様々な症状があります。

原因として、中枢神経性(脳)、内耳性、頸性、自律神経性、心因性、代謝性、貧血等が考えらます。診断が重要になります。

たとえばめまいがしばしば自覚するため、耳鼻科を受診したにも関わらず、異常なしといわれたのに、めまいが一向に良くならないことも多々あります。画像検査により脳梗塞が原因であったり、また頸椎異常による首回りの筋肉の血行障害が原因であったり、また過大なストレスが根底にひそんでいたり、または貧血が原因である場合もあり、治療方針を変更することで症状が改善に向かうことが多いと実感しています。

手足のしびれ

院内写真 脳に原因があることもありますが、頚に病変があることも多いのです。
また糖尿病などの代謝性病変が原因であることもあります。当院ではCT、X線写真、エコ-、血液検査などを適切に行ない、診断・治療を行ないます。

物忘れ

物忘れを自覚される方は非常に多いと思います。
もちろん、加齢による症状や、一時的な疲労などが多いのですが、一方で病気が潜んでいる場合もあります。
具体的にはアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症等が発見されることがあります。これらは進行する病変なので、特に早期診断・早期治療が極めて重要です。従来は限られた薬剤のみ(ドネペジル)しか治療に使えませんでしたが、現在はそれ以外にも効果の期待される薬物があります。
また慢性硬膜下血腫、水頭症、脳腫瘍、うつ病などが原因のこともあり、治療により完治する場合もあります。
現在の症状が少しでも気になる方は、物忘れの病状を軽視しないで、少しでも早く受診をお勧めします。

生活習慣病

現代人は平均寿病が延びてきていますが、同時に高血圧、糖尿病、高脂血症(最近では脂質異常症)などが増えております。特に血圧に関しては、WHO(世界保健機構)でも最も要注意の病態と勧告していますが、現実には血圧に関して、あまり関心がない方がとても多い印象です。
また一度血圧の治療を始めると、一生薬から離れられない、薬漬けが怖いという声を耳にします。
しかし様々な医学的データーから、高血圧をそのままにしてよいというものは一切ありません。長い間高血圧を放置していたため、全身の血管の動脈硬化が極度に進行し、血圧降下剤を数種類服用しないとうまくコントロールできない方も沢山いらっしゃいます。
また動脈硬化に関して、コレステロール、特にLDL(悪玉コレステロール)とHDL(善玉コレステロール)の相互関係が重要です。健康診断等でこれらの各々の数値が正常範囲にある方でも実は、潜在的動脈硬化の高い場合があります。当院では血液検査、頸動脈エコ-等で診断しております。

漢方外来

私は学生時代に漢方の勉強はしておりませんでした。医師になっても漢方に関して、知識が全く無く、その効果にとても懐疑的でした。しかし数年前に咳が長期間続き、西洋薬を内科医に処方していただいても全く効果がなく、診療に支障を来すことが暫く続きました。友人の先生に相談し、半信半疑ながらある漢方薬を服用してから、1ケ月以上続いた咳が2日程で改善しました。このとき身を以て漢方薬の効力・素晴らしさを実感し、それから積極的に漢方医学を勉強するようになりました。

漢方薬には西洋薬には無い効果があります。副作用もとても少ないと実感しています。またある種の疾患では西洋薬よりも漢方薬のほうが効果的な場合もあります。 現在当院では頭痛、めまい、肩こり、しびれ、のぼせ、寝汗、不安感、冷え症、筋肉痙攣、胃腸症状、便秘、下痢、風邪(インフルエンザも含む)症状、急性胃腸炎などに西洋薬と一緒に、または単独で漢方薬を使うことがあります。

当院では西洋薬・漢方薬にこだわらず、症状改善に最も効率が高いと考える薬を患者さまと相談して、選択しております。

設備紹介

【低周波治療器】
低周波治療器
【リハビリ室】
リハビリ室
【ウォーターベッド】
ウォーターベッド
【デジタルX線】
デジタルX線
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